




講義の目的とねらい
ラクラジアンやハミルトニアンを用いた理論形式は,質点や剛体などの力学系の運動を調べるために非常に有効である。また、2年後期に学ぶ量子力学Iを理解する上でも、解析力学は必要不可欠である。本講義では,その基本原理を理解すると共に,簡単な応用を通じて手法を取得する。
授業内容
- 作用原理とラグランジュの方程式
- 変分法とその応用
- 拘束系とラグランジュ未定係数法
- 正準方程式と正準変換
- ポアソン括弧
- ハミルトン・ヤコビ形式
- ネーターの定理
到達目標
ラグラジアンやハミルトニアンを構築する方法を習得し,それらを用いて力学系の運動を理解することができるようになる。
参考書
- ゴールドシュタイン,サーコフ,ポール「古典力学 上,下」(吉岡書店)
- ランダウ,リフシッツ「力学」(東京図書)
- 畑浩之「基幹講座 物理学 解析力学」(東京図書)
関連する科目
物理学演習I-1において,講義内容の理解を深め,計算力を養う。また,本講義は2年次後期に開講される解析力学IIの基礎となるものである。

最終更新日:2020年01月14日
最終更新日の時点の講義内容で公開を行っております。
最新年度の講義と内容が異なる可能性がありますのでご注意ください。
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