




開講部局:教養教育院
大薮進喜 他多数
物理学実験
授業時間: | 2017年度後期 |
対象者: | 理系学部 1.5単位、週1回全15回 |
本授業の目的およびねらい
物理学実験の方法や技術は日常生活においても非常に広く応用されている。本授業では、実際の物理現象の観察、物理量の測定によって、その背景にある法則を理解するとともに、基本的な物理測定の方法と原理、実験の技術などを修得することを目的とする。さらに、演習を通して測定データの記録と処理、表現の方法についても学ぶ。
授業の工夫
物理学は、この世界の根底にある基本的な法則であり、世の中のものは、すべて物理法則に従っている。本実験の授業を通して、基本的な物理法則を体験するとともに、その物理法則がどのようなところで使われているかについて考えるきっかけとする。また、この実験を通して、数値の取り扱いについても習得する。例えば、実験結果の数値には、必ず不確かさが存在する。不確かさを生む原因は、原理的なもの、実験装置に精度によるもの、実験者の実験技術によるもの、など様々なものがあり得る。各自の実験結果についてこれらの不確かさを評価し、それが結果に与える影響や不確かさを改善する方法を考察することも学んでほしい。そのためには実験で使う装置や測定原理の理解が不可欠である。十分に予習をして、主体的に実験に取り組んでほしい。これによって身に付く論理的思考力や問題解決力は今後の研究だけではなく、普段の生活でも必ず役に立つだろう。

最終更新日:2017年10月16日
最終更新日の時点の講義内容で公開を行っております。
最新年度の講義と内容が異なる可能性がありますのでご注意ください。
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