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開講部局:医学部・医学系研究科
鳥橋茂子 教授
最終講義 - 学生と共に歩んだ研究生活
授業時間: | 2013年度退職記念講義 |
日時 : | 2014/3/21 14:00-15:00 |
場所 : | 大幸キャンパス東館4階大講義室 |
大幸保健学科キャンパスの自然
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p> 名古屋大学ですごした20年余りの内、最後の8年間は大幸保健学科で教鞭をとりました。同じ医学系研究科でも鶴舞と大幸ではキャンパスの雰囲気は異なりますが、自然については大幸キャンパスでのことが印象に残っています。
まず、敷地が広く、グラウンドからは名古屋ドームの屋根が望まれ、運動する学生達の掛け声が聞こえてきました。建物も低く、こじんまりしていて学生や職員の間に家族的な雰囲気がありました。ただ、使われなくなった旧本館が入り口にあり、敷地や建物の美観を損ねているのが残念です。
敷地内では四季折々に咲く花や樹木の新緑、紅葉を身近に見ることができました。特に春の桜は絶景で、研究室の窓から眺める桜は独り占めするにはもったいない程の美しさでした。そこで学生たちと桜の下で何回か花見をしました。また花の手入れをしてくださる教員もいて職員が大幸の緑を大切にしています。大幸会館に続く東側の大きな木立には鳥も多く、さらに夕方になるとどこからともなくコオモリが現れ、夕闇の中で乱舞していました。都会ではめったに見られない青大将やアナグマも住んでいて、これが目の前に親子づれで現れた時には度肝を抜かれたものです。このように大幸地区には豊かな自然が残っています。大学変革の嵐の中でもこの豊かさを失わないで欲しいと心から願っています。