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開講部局:医学部・医学系研究科
中島務 教授
最終講義 - 耳鼻咽喉科学の過去・現在・未来
授業時間: | 2013年度退職記念講義 |
日時 : | 2013/3/26 16:00-17:30 |
場所 : | 基礎医学研究棟4階第4講義室 |
記録の重要性
名大名誉教授にさせていただき、これからはOBの立場から、名大の益々の発展に私なりに少しでも貢献できればと考えています。
退職の直前には、名大OCWのご協力により、最終講義や名大医学部戦没者名簿につき映像によるメッセージを残しました。医学部戦没者名簿については、2013年秋の医学部学友大会で南海トラフ大地震の話を福和伸夫先生にしていただくことになり、大地震も戦争も一度に多くの人が亡くなる点では同じ、戦争で亡くなられた方の名簿はあるのかという観点で作成が予定されました。しかしながら、すでに終戦から70年近くたっており、医学部全体の戦没者名簿の作成は不可能でした。わかった範囲の文書資料を退職の日である3月31日に名古屋大学文書資料室の堀田先生に直接渡しました。医学部以外でも戦没者名簿がある部はないと聞きました。後世のために記録をしっかり残すことの重要性を痛感しました。
研究の成果は、論文に表れます。論文は、キーワードで検索され、引用されれば後世の研究者に役に立ったといえます。これも記録として論文を残しているかどうかです。引用がどれくらいあったかも記録として残ります。文字(図表含む)として残し、継承され、それがたたき台となってまた新たな記録(論文)ができる。研究の流れの本流は文字にあると思います。
ご案内
このページの紹介動画は、中島先生からの「後輩へのメッセージ」です。
最終講義と戦没者名簿についての映像は「講義資料」のタブでご覧いただけます。