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授業の目的およびねらい

本講義は、一国の経済活動全体を捉えるマクロ経済学について、その1つの考え方であるケインズ経済学からのマクロ理論の基礎的な部分を扱います。「現実の経済を理論的に捉える」とはどういうことであるかを学生のみなさんがより直感的に理解できるように、日本のマクロデータを適宜提示します。

バックグラウンドとなる科目

特にありません。

参考書

  • 「新経済学ライブラリ3 マクロ経済学」 浅子和美・加納悟・倉澤資成, 新世社, 1993.
  • 「マクロ経済学・入門 第3版」 福田慎一・照山博司 (有斐閣、2005)
  • 「入門マクロ経済学 (第4版) 」 中谷巌 (日本評論社、2000)
  • 「スタディガイド入門マクロ経済学 (第4版) 」 大竹文雄 (日本評論社、2001)
  • 「現代経済学 第2版」 水野正一・河合宣孝・竹内信仁 (中央経済社、2001)

注意事項

質問は適宜、講義内あるいは講義終了後に積極的に行ってください。私の情報伝達に原因があることも(しばしば)考えられますので、質問をいただくことで、講義に参加される学生の皆さんの理解が必ず促進されると考えています。

復習に重点を置いて学習することを望みます。その際、上記の参考書等を用いて練習問題を解いていくことは、講義内容の理解の一助となるでしょう。

スケジュール

講義内容
1 経済とは?マクロ経済学とは?
「経済」とは何か、「経済学」は何を、どのように扱うかについて、まずお話します。そして、本講義で主として扱われるケインズ経済学が生まれるに至る背景を簡単に説明します。
2 国民経済(1)
一国の経済活動は大きく4つの市場により構成されています。その連関を明らかにしつつ、経済活動を示すデータの総体である国民経済計算を概観します。特に、GDPについては近年の水準、成長率を見ます。
3 国民経済(2)
GDPの三面等価について説明し、日本のデータにおいてどのように計算上成立しているかを確認します。
4 国民経済(3)
物価水準を測る2つの方法について、その長所・短所に触れながら解説します。また、GDPの成長を考える際にしばしば注目される「寄与度」について議論します。
5 GDPの決定(1)
ケインズ経済学の観点から、需要が供給を決定する形でなされる財市場の均衡を描写します。その準備として、ケインズ型消費関数について簡単に紹介します。
6 GDPの決定(2)
政府は公共投資などさまざまな形で経済の中で活動を行います。それがどの程度の効果をGDPに与えるかを表す「乗数」について解説します。
7 消費と貯蓄(1)
ケインズ型消費関数が有する問題点を、実際のデータとの対比から明らかにするとともに、私達の消費活動の特徴について議論します。
8 消費と貯蓄(2)
ケインズ型消費関数が有する問題点を解決する形で提示された、2つの消費についての考え方(仮説)について、その基本的構造を解説します。
9 投資の理論(1)
マクロ経済学でいわれる投資とはどのようなものか、投資にはどのようなものがあるのかを、データに触れつつ概観します。また、ケインズの投資理論について説明します。
10 投資の理論(2)
投資行動を考える際必要な概念である「現在価値」について、その計算方法を提示します。また、ケインズの投資理論以外の数種の投資理論について、その基本的構造を見ます。
11 貨幣(1)
貨幣の果たす役割について考えます。ここではまず貨幣需要について議論します。特に、私達が貨幣を需要する際1つの決定要素と考えられる利子率について、その決定メカニズムを解説します。
12 貨幣(2)
貨幣の供給について、現実のデータに触れつつ解説します。貨幣供給の主体である中央銀行がどのように貨幣市場に介入でき、また、その効果はどのようなものとなるのかを簡単に紹介します。
13 IS−LM分析(1)
これまで見てきた財市場・貨幣市場を統合し、それらの同時均衡を描写します。その上で、政府が行う公共投資増大などの財政政策や、中央銀行が行う貨幣供給量増大などの金融政策が、どのような効果を有するのか見ます。
14 IS−LM分析(2)
財政政策・金融政策の有効性は、需要サイドのさまざまな「弾力性」に依存して決まります。その弾力性についてまず解説し、それらの違いによる効果の違いを図を利用して直感的に理解をします。
15 練習
これまで講義ではできなかった、数値を用いた練習問題を行います。これにより、本講義の理解をより深めます。

成績評価

主として定期試験により評価します。

講義をさまたげる行為をした場合、あるいは不正をした場合などには、再三の注意・警告にもかかわらずそれらの状況に変化が見られないと判断されると、その学生についての成績評価は不可とします。

最終更新日:2007年01月29日
最終更新日の時点の講義内容で公開を行っております。
最新年度の講義と内容が異なる可能性がありますのでご注意ください。

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