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講義概要
われわれは日頃相手の表情を見たり、行動を解釈することによって、その人の心理状態を推測しており、ある意味では、人はみな日々の生活のなかで素朴な観察を行っているといえる。しかし心理学の研究方法である観察法は、単に目で見て判断するということ以上の、科学的研究としての方法論に基づいている。
本授業では、観察法という研究方法の基本と、観察によるデータの収集および分析の方法について、受講者が実際に経験しながら学んでゆく。
到達目標
人間の行動・心理を観察によって測定するとはどういうことかという基本的な考え方を理解する。行動観察データの収集と分析、およびレポート作成を通して、観察法による研究の一端を体験的に学ぶ。
授業形態
- 授業は基本的にグループ単位で行う。
- 授業には、TAとして大学院生(後期課程)2名が支援する。
- 基礎編では、担当するグループを決め、その発表を受けて全体で議論する。
- 実習編では、グループごとにテーマを設定し、授業観察を行い、データを起こし、整理・カテゴリ化し、レポートにまとめるという一連のプロセスを行う。
- 授業評価は、授業への取り組みとレジメおよび発表内容等を総合的に評価する。
授業内容
- 観察法の基礎
- グループでのテーマ討論・設定
- 授業観察(ノートのみ)(ビデオ・ICレコーダ)
- データ起こし・整理・検討
- レポート作成
- 最終グループ発表
教科書
指定しない。
その他の注意
開講週は基本的に隔週とするが、授業の構成および進行により変更する場合がある。また、学校現場への参与観察実習を行うため、開講時間以外にも時間が必要である。心理学的な観点から、教育現場の理解や改善の関心の高い学生を歓迎する。
参考書・参考資料
- 中澤潤・南博文・大野木裕明 編著 1997 心理学マニュアル 観察法 北大路書房
- 秋田喜代美・藤江康彦・能智正博編 2007 はじめての質的研究法 教育・学習編 東京図書
そのほか必要な資料については、適宜授業時に配布する。参考書・参考文献についても授業内で紹介する。
課題
各授業ごとの課題および準備 (PDF 文書, 42KB)
スケジュール
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成績評価方法
授業への関与度(小レポート、ディスカッション、発表等:50%)および最終レポート(50%)

最終更新日:2011年10月28日
最終更新日の時点の講義内容で公開を行っております。
最新年度の講義と内容が異なる可能性がありますのでご注意ください。
最新年度の講義と内容が異なる可能性がありますのでご注意ください。