




開講部局:教養教育院
西川由紀子 教授
国際開発学
授業時間: | 2011年度後期火曜2限 |
対象者: | 文系学部 2単位、週1回全15回 |
本授業の目的およびねらい
本講義の目的は途上国が直面する諸問題について考察するとともに、開発に関連して生起する諸問題について、政治、経済、文化、社会にまたがる多種多様な見地から国際開発がどのように取り組まれてきたかを考察することである。講義はDVD映像や写真を活用して行うとともに、国際開発が大学研究においてどのように議論されているかについての全体像についても触れる。
授業の工夫
授業に参加する学生のほとんどは開発途上国に行ったことがないので、授業ではビジュアル教材(DVDやドキュメンタリー映像、写真)を活用して、まずは途上国が抱える問題を目で見て知ることから始めます。また、学術研究や政策現場で集計されたデータを活用することによって、私たちの途上国に対するイメージについて再考することや、先進国と途上国の比較、また私たちの生活との比較を通して具体的に途上国がどのような状況にあるのかを知ることから始めます。その上で、映像や写真で見られる途上国の問題の背景には何があるのかを解説していきます。また、そうした問題の解決のためにどのような取り組みが行われているのか、そのために学術における研究はどのような貢献をしているのかといったことを徐々に説明していきます。このように、学生がより主体的に、途上国が抱える問題の本質について考えられるよう授業を構成しています。
講義の資料は、なるべく詳細に授業で取り上げる課題についてあらゆる側面から説明を加えています。後日、読み返して復習できるように、まとめや確認問題なども加えています。

最終更新日:2014年11月24日
最終更新日の時点の講義内容で公開を行っております。
最新年度の講義と内容が異なる可能性がありますのでご注意ください。
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