




授業内容
運動方程式を用いて古典的な力学現象の基礎を理解する。特に、保存力、運動量、角運動量などの概念を理解する。 また、エネルギー保存則や、運動量の保存則、角運動量の保存則から、どのような現象が起きるか理解する。
履修条件あるいは関連する科目等
高校で物理を履修していなくともよい。
教科書
「力学」 小出昭一郎 著、裳華房
参考書
なし、必要に応じて資料を配布する。
注意事項
質問する時間を設けるので、疑問点は早めに解消すること。暗記科目ではないので、試験には教科書、ノートを持ち込みこんでも良い。また、講義内容の理解を深めるため授業中に簡単な実験も行うので、お楽しみに。
スケジュール
回 | 内容 |
---|---|
1 | 質点、速度と加速度(等速でも加速度が生じるか?) |
2 | 力と慣性、質量(無重力では質量は消えるのか?) |
3 | 放物運動(ホームランの打ち上げ角度は?) |
4 | 単振動、単振り子、共振(自動車の乗り心地と地震計の原理) |
5 | 仕事とエネルギー(何をすれば仕事をしたことになるのか?) |
6 | エネルギー保存則(ダムの高さと水力発電の出力の関係は?) |
7 | 万有引力と天体の運動(公転半径と一年の長さの関係は?) |
8 | 運動量保存則、力積(激突したときの衝撃力の大きさは?) |
9 | 作用・反作用(ロケットはなぜ真空中でも進むのか?) |
10 | 慣性系と慣性力(目隠ししたら、自分が動いていることが分かるのか?) |
11 | 二体問題、相対運動と重心(星がペアで回転する中心の位置は?) |
12 | 重心運動と相対運動(携帯電話をブルブル振動させる原理とは?) |
13 | 角運動量、慣性モーメント、回転エネルギー(回転が止まりにくい条件は?) |
14 | ベルヌーイの定理(野球の変化球と飛行機の翼の揚力の源は?) |
成績評価
毎回提出する簡単な演習問題のレポートと、期末試験を同等に評価する。レポートはTA(院生)に添削してもらうが、回答の他に質問を書き込むことも歓迎する。

最終更新日:2014年11月24日
最終更新日の時点の講義内容で公開を行っております。
最新年度の講義と内容が異なる可能性がありますのでご注意ください。
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