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授業ホーム講師紹介講義資料

開講部局:工学部・工学研究科

村松直樹 教授

最終講義 - 大学における研究開発の在り方一考察

授業時間 2008年度退職記念講義
日時 2009/3/13 16:30-18:00
場所 工学部2号館南館4階241講義室

“一応、研究職です”

企業から転職して束の間の5年でした。当時は、もうひと仕事、本来の研究ができるだろうと期待しました。間もなく、“一応、研究職ですが”と答えるようになりました。確か2年ほど前、“東大生はなぜ「一応、東大です」と言うのか?”という本が店頭に並びました。読んでないので詳細は分かりませんが、この場合の“一応”は本来の意味以上の含みがあるのでしょう。しかし私のそれは、おおよそとか概略の意でむしろ“強いて言えば”の感じです。

“雑用”の多さは想定外でした。過剰の上に長過ぎる会議、通年行事化した入試、素人から成る各種委員会など挙げたらきりがありません。毎年ほとんど同じ議題に、何故、結果が5年間程度ルーチン化されないのでしょう。入試は、大学院向けなども含めると年中です。一括、外部委託したら問題なのでしょうか。

研究に割ける時間割合は、下層から順に、“七五三”と揶揄されているようです。教授層の余りに少ない実態は国レベルの損失のように思われます。自由独立の名の下に払う代償の大きさを認識すべきでしょう。

ノーベル物理学賞を受賞された益川、小林両先生の受賞対象業績が京大助手時代のものだったことは記憶に新しいところです。これは、若さ故のみならず、研究時間の多さが多分に関係していたように思われます。

何はともあれ、大学という“異文化圏”を体験できたことは興味深く幸運でした。関係者に感謝申し上げます。

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http://ocw.nagoya-u.jp/