




講義ノート
テキストは単に読むための教材としてだけではなく、話したり書いたりするための教材としても使います。そのために、次の4つの事項を織り交ぜながら授業を進めます。
- テキストの本文の講読
あらかじめ次の授業で進むテキストの範囲を指定しておきますので、全員が予習をしてきてください。その前提で毎回座席順に全員に指名して、一人2〜3文ずつ訳していただきます。その際には逐語訳にはあまりこだわりませんので、単語や構文をきちんと把握した上で、日本語で分かりやすく言うとどういうことなのかを説明してください。
- 配布プリントを用いたフランス語での表現演習
フランス語での質問応答形式の問題と自由仏作文形式の問題からなる演習プリントを、テキストの各章の終わりに宿題として課します(計3回)。このうち質問応答形式の問題については、2週間後の授業で答え合わせを行います。自由作文形式の問題についてはレポート として提出していただき、こちらで添削した上で返却いたします。この後者の問題の内容は、例えば次のようなものです。
- 第1回 片道会話
NicolasとMamanの会話でMamanのせりふだけが書かれておりNicolasのせりふの部分は空欄になっている問題をお配りしますので、皆さんはNicolasになったつもりで、会話の流れが自然になるようにNicolasのせりふを作ってください。
片道会話(演習問題) (PDF 文書, 27KB) - 第2回 手紙文
NicolasはPapaが大切にしていた花瓶を割ってしまいました。皆さんはNicolasになったつもりで、Papaにお詫びの手紙を書いてください。
- 第3回 将来の夢
皆さんの将来の進路に関する希望を、自由に書いてください。
このように、回を追うごとに皆さんに書いていただく分量を増やしていく形にします。
- 第1回 片道会話
- 劇の練習および実演
学期開始の早い段階で本文の会話部分を抜粋して作った劇の台本を皆さんにお配りし、同時に3人ずつのグループ分けを行ない、各グループに配役 (Papa, Maman, Nicolas) を決めていただきます。そして、毎回の授業の最後の15分くらいを利用してその台本の発音練習を行ない、ご自分のせりふを覚えていただきます。そして学期中に2回、教壇をステージにして全員の前で実際に劇を演じていただきます。原則としてもとの台本のせりふは尊重していただきたいのですが、脚色のご希望があればご遠慮なくおっしゃってください。
劇の台本 (PDF 文書, 45KB)
- その他折に触れて、フランス語の歌やフランス語の早口言葉を用いた伝言ゲームなども取り入れたいと思います。フランス語の歌としては、これまでには、日本でも耳にすることの多いLes Champs-Élysées (オー・シャンゼリゼ)、Tous Tous Pour Ma Chérie (シェリーに口づけ)、Irrésistiblement (あなたのとりこ)などを一緒に歌いました。

最新年度の講義と内容が異なる可能性がありますのでご注意ください。