




開講部局:理学部・理学研究科
伊丹健一郎 教授
有機化学 II
授業時間: | 2011年度後期火曜1限 |
対象者: | 理学部化学科3年生 4単位、週1回全15回 |
本授業のゴール
アミン、エステル、芳香族化合物、ヘテロ環、糖、アミノ酸などを具体的な題材として取り上げ、有機化合物の構造と反応性を学ぶ。知識の習得に加えて、論理的に有機化学の現象を捉えるエッセンスの習得と適用に重点を置く。
授業の工夫
雑談
なぜ有機化学?この疑問は学生が皆抱くものです。したがって、科学全体からみた化学や有機化学の位置づけに関する話や、生活に関わるいろいろな場面(医薬、香料、染料、衣服、エレクトロニクス材料などなど)で役に立っている有機化学に関しても、時間が許す限り紹介しています。また、学生が「少し先の自分」をイメージしやすいように、最先端の研究や大学院生の具体的な話などもしています。「こんなに楽しい」ことをこの先できるために、半期の間「こんなにつまらない」授業を受けなければいけない、ということがわかるようにです。
夢を語らす
期末試験では、「有機化学の未解決問題、将来あるべき姿、自分の夢について熱く語れ」という設問を入れています。このことは、最初の講義の際に、予め伝えてあります。その効果はわかりませんが、期待していた以上の「作品」を数多く集めることができ、非常に参考になっています。今後、教員をやめるまで、問い続けたい、そして分析したい、設問です。

最終更新日:2009年02月05日
最終更新日の時点の講義内容で公開を行っております。
最新年度の講義と内容が異なる可能性がありますのでご注意ください。
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